明治から令和へ ~受け継がれる太鼓の音色~
2019年5月13日~2019年5月19日放送
静岡放送 ラジオ局編成制作部 鈴木 保
【番組概要】
全国的に有名な楽器店も数多くあり、音楽の街としても知られる静岡県浜松市。そんな浜松市で、明治27年に創業し今年創業125年を迎えるのが安藤太鼓店だ。日本の祭りと和太鼓の音色は気っても切り離せないが、安藤太鼓店は全国お祭りで使われる和太鼓の製作、修理を全て手作業で請け負っている。
明治から令和と5つ世代を跨いで受け継がれてきた和太鼓の音色とは?
125年に渡って受け継がれている和太鼓作りの技術、手作りの和太鼓の魅力に迫った。
【制作意図】
静岡県浜松市は音楽の街としても全国に知られてはいるが、どちらかというと、有名なのはピアノを始めとした洋楽器のイメージが強いかもしれません。その浜松市の中心部で安藤太鼓店は、和太鼓を作り続けていて、平成が令和に元号が変わった今年、創業125年を迎えます。創業した明治27年から変わらず、すべて手作業で和太鼓の製作、修理を続けていて、静岡県内だけでなく、全国各地から依頼される太鼓の修理も行っている安藤太鼓店。そんな県内に限らず、全国のお祭りを支えている安藤太鼓店で受け継がれる音色や伝統を伝えたいと思ました。
【制作後記】
太鼓の音色は、地域によってそれぞれ違い、いい音の太鼓と悪い音の太鼓というような形で一括りにできない物でした。今回、太鼓の皮の張り替え作業を見せて頂いたのですが、お客さんが求める音色に近づけるための音の調整は地道な作業でした。近年、人口の減少もありお祭り自体も減ってきていていて、和太鼓の音色を聴く機会も減ってきていると感じる。今回、太鼓作りの様子やお祭りの様子を取材し、この和太鼓の音色や日本のお祭り伝統を残し続けていきたいと感じました。
コメント