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2018年12月14日 (金)

秋を告げるオオシマゼミ

2018年12月17日~2018年12月23日放送 
琉球放送 ラジオ編成制作部 長濱明美

【番組概要】
沖縄県は年中緑の葉が生茂り、紅葉もなく四季折々の風景を楽しむ事が出来ません。年間の平均気温が23度という中、秋を感じるには乏しい現実があります。しかし,沖縄に住む生きもの達は、沖縄にもきちんと秋が訪れた事を「音」で伝えています。その代表が蝉の「オオシマゼミ」。
県民にもあまりしられていない「オオシマゼミ」を主人公に”秋の音風景”をお伝えします。

【制作意図】
12月の沖縄は涼しくなった!と言えど日中は汗ばむ事も多々あり季節の移り変わり感じる事が出来ません。そんな沖縄に秋の訪れを告げてくれる生きものが「オオシマゼミ」
オオシマゼミの鳴き声は「秋の音風景」ですが、その声に耳を傾けている県民は少なくその存在すら知らない人もいます。それは、オオシマゼミの生息域にも関係があり本島中南部では、オオシマゼミの声を聞く事は出来ません。そこで、沖縄にも秋が訪れている事を「音風景」で感じてほしい、という思いからオオシマゼミの気持ちになって制作しました。

【制作後記】
沖縄に秋を告げる「オオシマゼミ」の認知度調査で街頭インビューを行った際にほとんどの方が「オオシマゼミ」の存在を知らない事に驚きました。しかし、オオシマゼミの生息地である本島北部の方々にとっては、「秋の風物詩」として生活の一部であり大切な存在だと教えて頂きました。今回、ご紹介した「オオシマゼミ」の鳴き声の録音は3年がかり・・・・
早朝6時から、ひっきりなしに本島上空を飛ぶ米軍のヘリコプターの音をかい潜って録音に成功したオオシマゼミの鳴き声です。今年10月の下旬に偶然!手の届く範囲で鳴く「オオシマゼミ」に出会う事ができ、今回の番組を制作する事が出来ました。



 

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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