ふるさと・広島フォーク村~あの日も、今も、これからも~
2018年8月21日~2018年8月26日放送
中国放送 ラジオ局ラジオ制作部 大森美空
【番組意図】
今から50年前、日本が高度経済成長期の真っただ中にあったころ。
広島に『広島フォーク村』という音楽を愛する若者たちの集いが存在しました。後にスターとなる吉田拓郎氏、浜田省吾氏もアマチュア時代に「村民」のひとりだったフォーク村。ピーク時には400名の村民が在籍し、コンサートを開催するたびに満員の観客を集めていましたが、人気絶頂の中、わずか2年で解散を選びます。村民にとって、フォーク村とはどんな居場所だったのか?たった2年きりの居場所だったのか?フォーク村年少メンバーだった竹本さんにお話を伺いました。
【制作意図】
「『広島フォーク村』いうんが、あったんよ。」・・・村?どこに?フォークソングってそもそもなに?音楽も広島もまだまだ知識が浅い私にとって、フォーク村は未知の世界。知れば知るほど、聴けば聴くほど今の私と同世代である、50年前の村民たちの熱い想いに心打たれ、ここ広島にフォーク村がったことを伝えたいと感じました。自分の青春をふと振り返りたくなるような内容になっていればと願います。
【制作後記】
ナレーション担当のアナウンサーも私も、平成生まれ。レコードは入社するまで触ったことも、見たことすらありませんでした。竹本さんにレコードプレーヤーの使い方を教えていただき、おどおどしながら針を落とした後の「プツプツ・・・」、そして流れ始めたイントロには鳥肌が立つような感動がありました。そんな私たちの隣で目頭を押さえながら音楽に耳を傾ける竹本さんの姿も、とても印象的でした。形ある場所だけがふるさとではないのだと、一音一音、歌詞の一行一行をなぞりながら、感じました。
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