白馬から福島に贈るハッピーバースデー
2014年11月3日~2014年11月9日放送
信越放送 ラジオ局ラジオ編成制作部 小森康夫
【番組概要】
2011年の夏から長野県北安曇郡白馬村に移り住んだ木村紀夫さん(49歳)は、東日本大震災原発事故のため故郷の福島県大熊町を離れ長女と暮らしています。木村さんは津波で父親と妻を失い、次女の汐凪さんは行方不明となったまま3年半の歳月が流れました。汐凪ちゃんの手がかりを求めて毎月1回大熊町に通う木村さんの姿を木村さんを支える家族や長野県内外の人々の様子を取材しました。
【制作意図】
帰宅困難地域となってしまった故郷に、行方不明の娘を捜し続ける一人の父親の想いと、その父親と共に生きる家族の姿を伝えることで人生の苦難に立ち向かい、新たな道を求め進み行こうとする「人間の力」を伝えたいと考えました。長野県の豊かな自然が人の心を癒し、笑顔と夢を与えてくれることも表現できればと考えました。
【制作後記】
悲しみと絶望の淵にあっても、人間は家族や友人に支えられ、環境に力を与えられ、再び前を向いて歩きだすことができる、その姿を間近で見届けることによって、取材者というより、一人の友人として交流を深め、一人の人間として自分自身が成長できていると感じています。
いつも、楽しく聞かせて頂いております。最近、スパムコメントが多いですね…
投稿: 福沢朝日 | 2014年11月11日 (火) 12:14