« ミツバチが繋ぐ希望のいちご | メイン | この醤油でないとアカンのよ »

2013年11月21日 (木)

飯坂けんかまつり~世話人日記

2013年11月25日~12月1日放送
ラジオ福島
 編成局放送制作センター 飯田英典

【番組概要】
300年余りの歴史をもつ福島県福島市飯坂町の「けんかまつり」祭り二日目「本祭り」では重さ1トンの担ぎ屋台をぶつけ合う「宮入り」が行われ各町から6台の屋台が境内で「けんか」を繰り広げます。飯坂に住む人間は、10月が近づき、金木犀の香りが漂い、町内各地から太鼓を練習する音が響きいてくると血が騒ぎ、祭りが待ち遠しくてたまらなくなります。にぎやかな祭りの裏で、各町内の祭典事務所に詰めて、祭り屋台の運行や担ぎ手、こども達の調整などを行っているのが「世話人」です。スタッフが世話人として参加、見る側から支える側から聞こえてくる音風景をレポートします。

【制作意図】
子供の頃から、楽しみにしてきた「飯坂けんかまつり」に世話人という裏方として関わる機会を得たことから、見る側、楽しむ側ではない角度から祭りを取材し、これま耳慣れた太鼓の演奏や掛け声などがどのように聞こえてくるのか、そこに関わる人々の姿に近づくことが出来るのではないかと考え、番組を制作しました。

【制作後記】
祭りに関わる老若男女と触れ合うことで、祭りが地域の誇りであり、祭りに関わることで郷土愛、地域愛がはぐくまれていく姿が間近に感じられ、自分自身を育んでくれたこの地域への思いをあためて実感することが出来ました。世話人の中には被災し避難している人もいて、環境はいたって複雑ながら、祭りを成功、そして楽しむため集まった世話人には不思議な連帯感が生まれ、忘れられない三日間を過ごすことが出来ました。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/563083/31963405

飯坂けんかまつり~世話人日記を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

ブログ powered by TypePad