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2013年10月10日 (木)

存続をかけてノコッタ ノコッタ! 清水西久保の相撲甚句

2013年10月21日~10月27日放送
静岡放送 ラジオ局編成制作部 山中 貴弘

【番組概要】
鈴虫が鳴くころ、静岡市清水区西久保にある鹿島神社(かしまじんじゃ)では、「相撲甚句」と呼ばれる民謡が響き渡ります。 西久保地区では明治の頃から、秋の収穫に感謝するため、毎年10月に行われるお祭りで相撲甚句が奉納されています。しかし、清水西久保の相撲甚句も、年々後継者が減っています。その原因は、今の時代には受け入れにくい歌詞や、化粧まわし姿で披露しなければならないことです。今では、大半が還暦を過ぎてしまった相撲甚句保存会のメンバーが、一人でも多くの子どもたちに受け継いでもらいたいという想いと、相撲甚句を経験した子どもたちの声を交えて紹介します。

【制作意図】
清水西久保の相撲甚句が披露される鹿島神社のお祭りも、最近では、くじ引きや配布ものなど、イベントを目的として来る参加者も多く、相撲甚句の存在が薄れていました。後継者も減る中、明治から続く地元の風物詩を少しでも多くの人に忘れないでいてほしいと願い作品にしました。

【制作後記】
かわいい化粧まわし姿で、恥ずかしそうに相撲甚句を披露する子どもが印象的でした。西久保地区の相撲甚句の歌は10月しか披露されません。そこで、「秋」らしさを出すために、相撲甚句の歌やインタビューなど、様々な場面で、鈴虫の音色が入るよう録音しました。秋の風物詩「清水西久保の相撲甚句」とともに、秋を感じていただければと思います。

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コメント

今朝ラジオから流れてきて、手を止めて聴き入ってしまいました。
番組前半と後半に流れたコーラスが、とても気になり、曲名を教えていただければと思います。

トモノ様

火曜会番組をご愛顧いただきありがとうございます。
お問い合わせの挿入歌は童謡「とんび」です。
今後とも是非録音風物誌を宜しくお願い致します。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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