時を超え、心に響く古時計の音色
2013年5月27日~6月2日放送
山梨放送 ラジオ本部ラジオ制作部 石川治
【番組概要】
山梨県山梨市にある藤原時計店。創業1856年の老舗の時計店です。
こちらでは現在販売中の時計の他に、年代物の貴重な時計もたくさん保管されています。江戸時代、文字盤に干支が刻まれた和時計や、高さ2メートル以上もあるアメリカ製の時計、さらには中国・清の時代の時計など。時計の構造を見ることで時代の変遷を知ることができます。
四代目の藤原義久さん(30歳)を始め国家検定の時計職人がいるこちらのお店には、年間1000件以上の古時計の修理依頼があります。「使い捨て」などと言われる現代ですが古時計に込められた持ち主の思いが伝わってきます。
【制作意図】
「大量消費」「使い捨て」などと言われる現代社会。時計も安価なものがたくさんあります。そんな中、藤原時計店には年間1000件も壊れた時計の修理依頼があります。持ち主一人一人の時計に込められた特別な思いを大切にしようとするお店の姿勢を伝えたいと今回企画しました。また、普段目にすることも聞くこともない、貴重な年代物の時計の音色をお届けしたいと考えました。
【制作後記】
藤原義久さんは30歳とまだお若いのですが、時計を見る目は確かな「プロ」です。壊れた時計もぱっと見ただけでどこが悪いのか瞬時に判断を下します。また、時計の歴史にも詳しく、そのお話を伺うだけでもあっという間に時間が過ぎてしまいます。
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