魂にとどく、大地の音色
2013年3月18日~2013年3月24日放送
西日本放送 ラジオセンター 白井美由紀
オカリナ奏者で、オカリナ作家の小路陽光さんは土笛(オカリナ)の音色に魅せられ、地元の土を使った「楽器」としてのオカリナを製作。香川県でミクロの金型成形技術を持つ企業、長峰製作所とコラボレーションして、そのオカリナの量産にとりくんでいます。「楽器」としてのオカリナは、他の楽器との「ピッチ」を合わせるため緻密な容積計算をして、正確に調律されています。
とてもシンプルなのに、演奏するにも製作するのも職人技を必要とするオカリナ。演奏者としての技術、陶芸の技術、さらには物理の知識まで不可欠です。
取材を通して、土を愛し音を愛し、そしてふるさとを愛する小路さんの熱意を感じました。
現在は香川の伝統工芸「漆芸」を取り入れ、漆塗りのオカリナも作られています。
※取材ではオカリナの音色に本当に心いやされました。
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