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2011年10月10日 (月)

幸せな春を願って…会津の縁起物「初音笛」

ラジオ福島 編成局放送部  山地 美紗子

会津の民芸品「初音笛(はつねぶえ)。」

竹と糸だけの素朴で小さな笛が出す、鶯そっくりの音色に驚きました。どうしたらきれいな音が出るのだろう。そのようなことから取材は始まりました。

鶯の音色に、春を待ちわびる人々の思いがつまっています。
この笛を元旦に吹き鳴らすことで、福を招くとされ、以前は笛を吹いて売り歩く方がいたといいます。

ところが近年は、初音笛を見かけることがほとんどなくなってしまいました。現在の作り手はただ一人。

82歳の山田さんの工房で作る姿、思いを取材しました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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