幸せな春を願って…会津の縁起物「初音笛」
ラジオ福島 編成局放送部 山地 美紗子
会津の民芸品「初音笛(はつねぶえ)。」
竹と糸だけの素朴で小さな笛が出す、鶯そっくりの音色に驚きました。どうしたらきれいな音が出るのだろう。そのようなことから取材は始まりました。
鶯の音色に、春を待ちわびる人々の思いがつまっています。
この笛を元旦に吹き鳴らすことで、福を招くとされ、以前は笛を吹いて売り歩く方がいたといいます。
ところが近年は、初音笛を見かけることがほとんどなくなってしまいました。現在の作り手はただ一人。
82歳の山田さんの工房で作る姿、思いを取材しました。