古くて新しい最上川舟唄
山形放送 ラジオ局ラジオ制作部 植松 香織
山形県民の約80%が最上川流域に暮らしており、最上川は
「母なる川」として県民にとって非常に身近な存在です。
かつては源義経や松尾芭蕉も訪れていて、その最上川を観光船で
下る「最上川舟下り」は山形で人気の観光のひとつです。
県内外、海外からもたくさんの人が訪れます。そのクライマックスで船頭さんが歌うのが「最上川舟唄」。世界三大舟唄とも称され、県民のほとんどが知っている民謡です。
その舟唄、歌い継がれてきた「正調」に加えて、現在は外国語詞でも歌われるようになりました。英語、中国語(北京語)、韓国語の3バージョンを20代~70代の船頭全員がマスターしています。
民謡を外国語にすることに抵抗や苦労はなかったのでしょうか?
新しいものも柔軟に受けいれる船頭さんの人柄に触れてきました。