アコギで語る震災・居酒屋マスター
ラジオ関西 報道制作部 国広 正夫
15年前の阪神大震災では、6400人を超える人々が犠牲になったばかりでなく、生き残った人達の生活をも奪いました。
今回登場する神戸國男(カンベ クニオ)さん57才もその一人で、全国の名酒を提供しようと張り切って居酒屋を立ち上げましたが、わずか3ヵ月後に震災で店は潰れてしまいました。
普通、ここでめげてしまうものですが、神戸さんの明るく前向きな性格が、何と二重ローンを抱えながらも再び店を開いたのです。
私もここの清酒を口にしましたが、こだわりの味が語ったその一杯に思わず唸ってしまいました。
出来ることなら震災絡みの曲は創りたくなかったという神戸さんの唄の中身も、時の流れとともに変わってきているようです。