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2010年1月 4日 (月)

150年の歴史を重ねる俵津文楽

南海放送 ラジオ業務部 松本 直幸

愛媛県で最も古い文楽座として知られる西予市明浜町(せいよしあけはまちょう)俵津文楽「すがはら座」。

1852年(嘉永五年)、大阪から伝わったといわれ、身近な娯楽として庶民に親しまれてきた。一時高齢化などで危機もあったが、前座長らの努力で現在は26人の座員が所属。
所有する人形の頭や衣装約140点は県指定有形民俗文化財。2月には定例公演を控えている。

演じるのは三味線、太夫、人形遣いが一体となって演じる人形浄瑠璃。なかなか息を合わせるのも大変だが、「ピタッと合ったときは気持ちいい」と座長。

現代にあってすたれつつある義理と人情は人々の心を打つ。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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