音浴(おんよく)博物館
長崎放送 ラジオ制作センター 小森 裕子
長崎県西海市大瀬戸にある、分校跡を利用して開かれた「音浴博物館」を取り上げた。夫であり、初代館長であった、栗原栄一郎さんが亡くなり、跡を引き継いだ妻の節子さんが語るレコードや施設に対する思いが柱となっている。
開館から7年、この施設は、16万枚という膨大なレコードの整理、収支のバランス、後継者不在など様々な問題を抱えている。
しかし、それでもなお、めまぐるしく変化するこの時代において、人々を引きつけ、必要とされ続けるその魅力とは何か、伝わればと思い、制作した。