カテキンズが行く
熊本放送 ラジオ編成制作部 北口 瑠美子
熊本に“カテキンズ”というアマチュアの漫才コンビがいます。立山茂さん(53)と藤原徳門さん(51)。この2人、日本茶インストラクターという肩書きを持つ。
お茶屋のご主人と生産農家です。日本茶インストラクターは全国におよそ3,000人、正しい理解を広めて日本茶を普及させるのが目的です。ワインでいえば「ソムリエ」といったところです。
漫才はまったくの素人の2人がコンビを結成したのは、わけがあります。急須で入れる日本茶はペットボトルのお茶に押されぎみ。立山さんの地元、人吉市の中学校が行ったアンケートでも半数以上がペットボトルのお茶を買うと答えています。
日本茶危うし、危機感を持つ立山さんらは学校で、おいしい日本茶を味わうための授業をしたり、日本茶のPRをしたりと、八面六臂の大活躍。日本茶ファンを増やすためにステージに立つ立山さんらの「カテキンズ」を取材しました。