晋作も愛した ゆうれい寿司
山口放送 ラジオ編制部 村田 俊子
今年82歳の中邑房江さんは、今も現役のお料理教室の先生です。
特に山口の郷土料理に詳しく、「下関のフク」VS「岡山の鰆」や、「会津の米みそ」VS「山口の麦味噌」といった、各地の料理対決の場面で活躍していらっしゃいます。
つい最近は、朝鮮通信使が伝えた料理の復元に腕を振るわれました。 今回紹介する「ゆうれい寿司」は、「長州寿司」ともよばれ、萩市、美祢郡秋芳町、山陽小野田市厚狭、宇部市楠などに伝えられ、今もお祭りの席には欠かせない郷土料理のひとつです。
郷土料理は、単なる料理で歯なく、」郷里の山や川、また家族との思い出がたっぷりと沁みこんだお料理です。
そのことを、中邑さんのお話しは思い起こさせてくれます。