小さな役者たちの夏~田島屋台 子供歌舞伎
ラジオ福島 放送部 島田 弥栄
南会津郡南会津町、田島に伝わる伝統的な祭り、田島祇園祭。鎌倉時代から行われている祭りで、日本三大祇園祭のひとつち言われています。
タイトルの、田島屋台子供歌舞伎は、江戸時代からの伝統ですが、一時中断し、120年間行われてきませんでしたが、平成に復活。田島町、また近隣の町から毎年子供たちが参加しています。
子供たち28人のうち、男の子は3人、女の子のパワーが強く、主要な役を演じる中学生の姿はタカラジェンヌのようでした。練習では指導の先生が役柄からセリフ、さらにはごあいさつに至るまで、優しく厳しく教えていらっしゃいました。
隈取、重さ10Kの甲冑を着込むと子供たちの気持ちも引き締まり、伝統を受け継いでいるという思いが強くなるようです。
当日、県内外からこの歌舞伎のファンという方が大勢集まり、クライマックスのシーンでは泣いている方も見られました。2日続けて、16:00~23:00頃まで子供たちは演じ続け、幕間で眠る子供もいるそうです。