震災を乗り越えて~輪島曳山祭の男たち~
北陸放送 制作部 川瀬 裕子
今年3月25日、震度6強の「能登半島地震」が能登を襲いました。輪島市も住家や神社などが損壊し、地震の10日後に行われるはずだった曳山祭は中止になってしまいました。
約350年の歴史がある曳山祭を取り仕切る「おとう組」と呼ぶ地元の厄前の男たちは、自分たちが被災したにもかかわらず、町の人たちを元気づけるために、曳山祭を開催したいと願っていました。
自分の生活もままならない中での祭りの準備は、彼らの契りを一層強くしました。言葉で語るより、その涙が全てを物語っていました。
男たちの熱い涙がありました。