アカシアの町から拍子木が流れる
秋田放送 ラジオ制作部 丹内 モモコ
秋田県の北、鹿角郡小坂町には日本で一番古い木造の芝居小屋があります。小坂鉱山の最盛期、従業員の慰安用に造られたものですが、今でも全国から観光客が訪れます。
砂漠のようだった町をみんなでアカシアを植え、やっと緑を取り戻した町は、行き交う人々にもやさしく微笑んでいます。
先頭に立って元気なのは川口ヒロシ町長。観光施設は立派なのですが、町役場の貧弱なこと!
「町役場なんて事務が出来ればいい、皆様を迎えるところが町の顔です」と言い切る姿に清清しさを感じました。
きょうも役場職員、康楽館のスタッフは、クーラーもないところでがんばっているに違いない。