« 木が伝えるむくもり~桶の魅力 | メイン | くしきの浜競馬 »

2007年4月30日 (月)

現役102歳 西陣織への想い

京都放送 ラジオ制作部 田中 雅子

西陣織職人、山口安次郎さんに91年間に及ぶ機織人生を振り返っていただきました。

安次郎さんにとって、「機を織ることとは」、「どういう想いで機を織り続けるのか」など伺っていきます。

安次郎さんは、毎日、新しいもの、素晴らしいものを作りたいという製作者としての純粋な想い、91年間続けてきた仕事への誇りと自信を重ねて織り上げます。

本編には入っていませんが、95歳のとき、安次郎さんはフランス政府からルーブルで展示をして欲しいと頼まれたそうですが、断りました。フランスで個展をするなら、明治初期、西陣が技術面でお世話になったリヨンが一番最初という想いからです。

感謝の気持ち、純粋な製作者としての想い、着る者のことを考えた真心の気持ち、これらが込められ、仕上がったモノは本物だと思います。それを作り出す山口安次郎さんんを紹介します。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

ブログ powered by TypePad