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2004年1月 5日 (月)

山形桐紙~人間の手だけが伝えられるもの

山形放送 ラジオセンター 武田 美賀子

「山形桐紙」~山形市 大沼桐紙製作所(代表 大沼喜代治さん)
桐材を20分の1ミリという厚さに削って、紙を貼り付けたものが桐紙。主に祝儀用としてのし紙やのし袋に、最近では名刺などに使われています。

100年近い歴史があり、山形では桐紙に適した良質の桐材がとれることから発展しました。最盛期には山形市内だけで4、50軒の工場がありましたが、今はたった2軒のみです。

桐紙が完成するまでには何人もの熟練した「匠」たちの「技」が必要です。決して機械ではまねのできない「技」を持つ「匠」たちも、全員60才以上という高齢になってしまいました。後継者問題もありますが、「手」の「技」の素晴らしさに誇りを持っている大沼喜代治さんの姿を紹介します。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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