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2002年10月28日 (月)

黄金色に輝くふるさと・祖父江町

東海ラジオ放送 報道部アナウンス課 奈良 まなみ

秋の味覚・ぎんなん。愛知県には国内のぎんなん生産量第1位で130~140t(H13データ)と、およそ3割を出荷している。全国No1のシェアの内、県内西北部に位置する中島郡祖父江町で大体の8割の生産を誇る。

なぜ、ぎんなん生産が広まったのだろうか?一般に街路樹などのぎんなんを拾うと土に埋めて肉質の外側を腐らせるというが、生産を目的とするぎんなんはどのような手順で商品化されるのか?

祖父江ぎんなん生産者、加藤元一さんを取材した。
ぎんなんが実ると、街路など独特の匂いが広がる。また、扱いの中、外皮でかぶれるなど、一般に嫌がられることが多い。しかし、それとは対照的に祖父江町では、収穫が済んだあとの10月~11月にかけて、町じゅうが黄金色に染まる。

全国から取材依頼のある黄葉は、町の人にとって、ぎんなんと共に自慢の1つである。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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