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2002年10月14日 (月)

八月踊り・奄美の唄

南日本放送 ラジオ制作部 宮川 由紀江

鹿児島県の南に浮かぶ奄美大島。
今年、元ちとせのブレイクで奄美の島唄がにわかに脚光を浴び始めた。
その奄美大島に伝わる島唄よりもずっと昔から唄いつがれているのが「八月踊り」。

八月踊りは、旧暦の八月に奄美の各集落でそれぞれ行われる。五穀豊穣を願い、輪になって“ちぢん”と呼ばれる太鼓のリズムにのって、夜通し唄い、踊られる。

島唄が三味線を伴って、1人で唄われるのに対し、八月踊りは男女20人ほどで行われる。 また、島唄には目立った動きはないが、八月踊りには手、足の動きや形がある。この踊りと唄は、各集落ごとに異なっており、その集落の中で、人から人へと踊り唄いつがれてきたものなのである。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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