ロンサム・ジョージ
推定100歳。ロンサム(孤独な)・ジョージがとうとう天に召されてしまいましたね・・・・。
ガラパゴスゾウガメの亜種・ピンタゾウガメの最後に生き残った1匹。
ガラパゴス国立公園の声明によると、水飲み場に向かおうと身体を伸ばしたまま息絶えていたとのこと。
遺伝的に近い種と交配し子孫を残せば、少なくとも交配種ということで血筋を残せると、30年以上にわたり4匹のメスと同居していたが、子孫を残すこはなかった彼。
管理人は何を隠そう、10年ほど前に4年間、家族でリクガメを飼っていました。
”ケヅメリクガメ”という種類で、南アフリカからやってきた人(ではないですが)。
知らなかったんです。
当時流行っていたホシガメが欲しかったのに値段が高くて(6~7万円しました)、ちょっと安いアイツを見込んで購入してみたものの、成長すると60~80cmぐらいになるなんて・・・・
赤ちゃんの頃は大人の握りこぶし大だった大きさが4年後、両手でずっしり抱えるほどに成長してくれました。
餌は野菜、フルーツ。チンゲン菜やほうれん草、公園で摘んできたタンポポの葉っぱを食べてました。
どんどん大きくなるヤツに4年間名前はありませんでした。朝起きて水槽に近づくと、寄ってくるのに。
でも顔がみ○もん○たさんにソックリだったので心中密かに「み○さん」と呼んでましたが。
そんなことで引っ越しを機にペットショップで引き取っていただくことにした際、店員さんに「大事に育てられたんですね」と。
とまあそんな薄暗い過去(笑)があるがために、今回のロンサム・ジョージの訃報に少なからず心を痛めた次第なのです。
たった一匹。
似たような仲間は周りにいる。でも自分の本当の仲間はもう誰もいない。
やはりつい先日亡くなった小説家、レイ・ブラッドベリの短編「霧笛」を思い起こします。
たった一匹生き残った恐竜が、船の汽笛を仲間だと思い込んで上陸したところ・・・といった内容でしたが、孤独な古代生物の悲哀を描いた作家とほぼ時を同じくしてこの世を去る、というのもなんだか不思議な符丁を感じます。
ほとんどの時間を一匹で過ごしていたというジョージ。そんな中で彼は一体どんなことを思っていたんでしょうか・・・。
お邪魔します。ロンサムジョージのニュース。
残念でしたね。
>でも自分の本当の仲間はもう誰もいない
世界に自分だけ、という状況もまた切ない。
が、ここで名も無い亀の話を見て
思わず吹き出してしまいました。
み●さん(仮名)
きっと今もどこかで元気にノシノシ歩いているんでしょうか♪
投稿: M田 | 2012年6月27日 (水) 13:00
M田さん、ありがとうございます。
み●さん(仮名)はどこかの好事家に飼われてるんですかねぇ。
売っ払ってから7年。もう相当大きくなっているハズ。
そんな姿を想像するのもまた楽しいですね。
投稿: 管理人 | 2012年6月28日 (木) 09:40