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2025年9月29日 (月)

ドンドコ響け! ~竹太鼓村から広がる希望の竹~

2025年9月8日~2025年9月14日
南海放送 メディアセンター 君岡きらら

【番組概要】
愛媛県松山市を代表する観光地・道後温泉。湯の町から車で10分ほど走った山あいに「かぐや姫太陽竹太鼓村」はあります。村を作ったのは、78歳 林薫さん。全国で問題となっている放置竹林――地域のお困りものである竹を、“豊かな資源”と考え活用しています。切り出した竹は、力強い音を響かせる竹太鼓に、また夏の風物詩・流しそうめんが流れるレールや器、お箸に。竹を使って人々を笑顔にしています。林村長のやさしい思いは村を越えて広がり、竹太鼓の輪は地域へとつながっています。

【制作意図】
大学時代、地域活性化を学んでいた頃、山あいに暮らす方々との会話でよく耳にしたのが「竹のお困りごと」でした。「家の裏の竹林が家まで迫ってきよる」「竹がネットみたいに重なって、放置竹林に入るのもひと苦労」「線路まで竹が侵食しよる」そんな声を聞くたびに、竹は厄介者として扱われていることを実感しました。
しかし同時に、竹はかつて日本人の暮らしを支えてきた大切な資源でもあります。その価値を見直し、“希望ある資源”として生かそうと挑む林さん。「放置竹林を太鼓やそうめん流しへアップサイクルして、地域に笑顔を広げていく姿を、多くの方に伝えたい!」そんな思いからこの番組を制作しました。

【制作後記】
竹の可能性を信じ、「かぐや姫太陽竹太鼓村」まで作り上げた林村長。編集作業中は、チャーミングな話しぶりにこちらまで癒され、気づけば自然と笑顔に。頭の中では「林村長って、現代版花咲じいさんみたいだな~」と思わずたとえていました。そんな村長の人柄を、番組を通して少しでも伝えられていれば嬉しいです。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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