夏・学校の蛇口から
2023年8月14日~2023年8月20日放送
静岡放送 ラジオ局オーディオコンテンツセンター 柳澤 亜弓
【番組概要】
お茶どころ・静岡県。その静岡県の中でも茶葉の栽培面積・出荷額2位を誇る島田市の一部小中学校では夏限定で蛇口から緑茶が出ます。15年以上続く島田市の取り組みで、島田市のこどもたちにとって学校の蛇口から出るのは「緑茶」。「全部の学校の蛇口から緑茶が出ると思っていた〜!」と話す子が何人もいました。夏、こどもたちがどのように学校で地元の緑茶を味わうのか取材しました。
【制作意図】
静岡県ではフラリと入った飲食店で出してくれるのは水ではなく美味しい緑茶、というのはよくあることですし、学校の給食でも茶葉から淹れたきれいな緑色のお茶が出ます。静岡県民にとって美味しい緑茶というのは、ありがたいことに小さい頃から当たり前のように飲めるごくごく身近な存在です。そんな静岡県内でもあまり知られていないのが、島田市の一部学校の蛇口から夏限定で冷たい緑茶が出るということ。水泳の授業の後、暑い部活の練習の合間に、島田市のこどもたちが飲むのは地元の茶葉で淹れた冷たい緑茶。夏ならではの風景とともに、こどもたちが蛇口から緑茶を注ぐ静岡ならではの夏の音を楽しんでいただけたらと思います。
【制作後記】
「学校の蛇口からでるお茶の味はどう?」と聞くと、こどもたちは「すごくおいしい〜!」「冷たい〜!」「甘い〜!」といろいろな表現でその味や美味しさを表現してくれました。キャッキャ笑いながら・・・!休み時間、部活の練習の合間、学校の蛇口から注いだ緑茶を飲んでは
とにかくよく笑い夏を楽しんでいました。お茶1杯でこんなに仲間と笑いあえるってなんて素敵!とこどもたちをまぶしく感じました。小学校・中学校合わせて9年間、地元の緑茶とともに過ごし、地元のお茶を美味しい!と言うのは変わらないけれど笑う声の響きは幼い声から大人びた声に変化していきます。こどもたちの笑い声にも耳を傾けてみてください。
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