400歳のパイプオルガン
2021年10月25日~2021年10月31日放送
長崎放送 報道メディア局 報道制作部 戸島夢子
【番組概要】
島原市にある岡崎潤子さんの音楽教室に突然やってきたパイプオルガン。
今ではとても珍しい蛇腹状のふいごを使って空気を送り演奏します。約400年前に実際に使っていたそのオルガンは、パイプまですべてが木でできていて、現代の金属のオルガンとは違い、その音色はリコーダーのような愛らしさがあります。岡崎さんは、コロナ禍で演奏会などが減っていましたが、古楽器を知ってもらうきっかけになれればと、パイプオルガンの音に合わせて読み聞かせや、子供たちに直接触れる機会を作っています。
【制作意図】
音楽教室には、チェンバロやリュートなどたくさんの古楽器がありました。私自身も音楽をしていて、ある程度の楽器は見たことありますが、数ある楽器の中で唯一見たことがなかったのが全て木製のパイプオルガンでした。木でできているため優しいくかわいらしい音がします。皆さんに聞きなじみのあるオルガンとはまた違った音を楽しんでほしかったので取材しました。
【制作後記】
ある古楽器制作者と親交のあった岡崎さん、会話の中で何げなく言った「古楽器のオルガンも見てみたいですね」という一言で、古楽器制作者が突然やってきて驚いている間にその場で据え付けられてしまいました。
現在、岡崎さんの音楽教室にありますが、ほかの人にもたくさん触れてほしいということで、年内中にどこか違う場所に置くことを計画されています。
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