歴史体感!関門海峡の語り部
2018年9月3日~2018年9月9日放送
山口放送 ラジオ制作部 千田正秀
【番組概要】
平家が滅んだ壇ノ浦の合戦、武蔵・小次郎の巌流島の決闘、4ヶ国艦隊との下関戦争など度々、歴史的な出来事の舞台となってきた山口県と福岡県に挟まれた関門海峡。その海峡沿いの下関市側にある公園ではボランティアの語り部さんたちが毎日、海峡の歴史にまつわる紙芝居を披露し、海峡の景色と共に観光客や市民を楽しませています。番組では「晋作と龍馬~下関戦争その後~」と「怪談 耳なし芳一」の2つの演目を軸に 関門海峡の歴史の一端と語り部さんの活動を紹介します。
【制作意図】
維新150年の今年、維新胎動の地、山口県にも例年以上に多くの観光客が訪れています。そんな観光客たちが関門海峡を彩ってきた歴史に簡単に触れることができるのが、ボランティアの語り部による「歴史体感!紙芝居」です。語り部の皆さんは地元の歴史を多くの人に伝えようと暑い夏の日も寒い冬でも交代で海峡を望む公園に立ち、海峡を舞台にした歴史紙芝居を熱演しています。海峡の景観に想いを馳せてもらいながら、過去へ簡単にさかのぼることができる紙芝居の世界を感じてもらいたいと思いました。
【制作後記】
紙芝居を見ている時の反応が良かったのは台湾から来た家族連れの皆さんでした。語り部の皆さんは外国のお客さんのために演目の内容を英語、中国語、韓国語で紹介した案内書も用意しています。日本人のお客さんは紙芝居に集中して見入る方が大半で、外国からのお客さんは場面場面で「音的に美味しい」リアクションをしてくれて助かりました。
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