やんばるを味わう~国頭村安田集落の珈琲タイム~
2017年9月4日~2017年9月10日放送
琉球放送 ラジオ局 編成制作部 長濱明美
【番組概要】
沖縄本島北部「やんばる」と呼ばれるこの地域には、国内最大級の亜熱帯照葉樹林の森が広がっています。豊かな森と太平洋に面するやんばるの小さな集落「安田」にはヤンバルクイナをはじめとした世界的にも希少な生き物たちが多く生息しています。都会とは違い、スーパーもコンビニもない安田の集落。その集落の生活を支えているのが創業96年の「安田共同店」。4年前に共同店を引き継いだ徳田夫婦の出す自家焙煎珈琲が大人気だ。野鳥たちの奏でるハーモニーをBGMに安田集落の珈琲タイムは、ゆっくりと流れています。
【制作意図】
珈琲農園を営みながら、「安田共同店」を引き継いだ徳田泰次郎・優子さんご夫婦。徳田夫婦が作る珈琲豆はオーガニックで高品質。なかなか市場に出る事はありません。珈琲に関わる徳田夫婦は「安田共同店」が日用品や食料品を購入する場所だけではなく、珈琲を通して集落の集いの場になってほしい!という想いで自家焙煎のデイリー珈琲をスタート。のどかな安田集落に溶け込んでいる珈琲タイムを感じてほしいです。
【制作後記】
朝7:30安田共同店がオープンと同時に集落の方々が続々に集まり、安田集落の生活を支え求められている売店だという事を実感しました。共同店で大人気のデイリー珈琲の自家焙煎の担当は奥様の優子さん。年配の多い集落の方々が毎日飲んでも飽きない珈琲を提供したい!と高温の焙煎機の前で汗だくになりながら楽しそうに笑顔で話す優子さんの姿に、安田共同店の珈琲に込められた深い愛情を感じました。共同店内に古くからある大型のクーラー音が少し 気になりますが日常の安田共同店を感じて頂けたらと思います。
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