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2009年3月30日 (月)

豊平川とサケ

北海道放送 ラジオ制作部 伊藤 嘉章

今回は、180万年、札幌の中心部を流れる豊平川(とよひらがわ)とサケをテーマに制作しました。

これほどの大都市の川でサケが遡上する川は、世界的に見ても、珍しいといわれます。人々の生活のすぐそばに自然の営みがある。そんな札幌の街を描きたいと思いました。

人の手によって、一度、豊平川のサケは姿を消しました。しかし、人の手によって、もう一度、サケは帰ってきました。今、はやりの“自然再生”もう、30年前から「カムバックサーモン」という市民運動として北海道では行われてきました。

サケは、水産資源でもありますが、自然の生態系を支える重要な生き物です。そして、まさに今、サケの稚魚は、長い長い北洋への旅に出ようとしています。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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