語り継ぐ民話
高知放送 ラジオ編成制作部 寺島 直樹
高知県内に残る民話(昔話・伝説など)を記録し、語り継ぐ市原麟太郎さん(86)。民話と出会い60年以上になる市原さんが子供たちに少しでも民話を身近に感じてもらおうと始めたのが民話紙芝居。
収集した3,000余りの民話から200本ほどを紙芝居にして各地の遊園地や小学校を巡回しています。
高知県内では“市原せんせい”として親しまれている市原麟太郎さん。自らの足で取材し、口で語る姿は、便利になった現代社会の中では貴重な存在です。
今回は60年に及ぶ市原さんの活動を駆け足で綴ってみました。
録音風物誌の根幹となる“音”は、今回は“語り”です。市原さんの民話語りを残したい風俗として制作しました。