虚無僧の尺八が聞える街
文化放送 報道制作部 関根 英生
時代劇でおなじみの深編み笠に尺八の僧~虚無僧。
平成の世に今ひそかに虚無僧と彼らが奏でる尺八の音色にあこがれて集まる同好の輩がいる。
江戸時代、虚無僧の正体は何だったのか?
思いを馳せながら聞く尺八の音色は心に沁みるもの悲しさがある。法身寺に集う「虚無僧研究会」のメンバーの方法も、その神秘的な存在と尺八の音色に魅せられた人たちだった。
80才に近い紅一点の女性が実にハツラツと健康的な笑顔でインタビューに答えてくれたのが印象的だった。
それにしても虚無僧という職業は幕府の武士たちのための失業対策だったとは…驚きである。