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2007年7月16日 (月)

いのちのお話 出前講座

西日本放送 ラジオセンター 池本 恵津子

香川県の10代の人工妊娠中絶率が6年前にワースト1になりました。最近では、小学生の例もあったといわれるほどで、性教育が見直されつつあります。

このようなことを受け、立ち上がったのが、地元で助産院として働く,三好博子さんと田中幸子さん。『いのちのお話出前講座』と題する講座を5~6歳の子どもたちとその親を対象として、県内各地へ出回ります。

約50分の講座は、いのちの尊さや生命誕生の瞬間を伝えるために、歌、ゲーム、指人形などで惹きつけます。

この講座のピークは、最後の『出産劇』。三好さんが自ら妊婦役になり、夫役には会場から選ばれた2人の子どもを持つお父さん、そして助産婦は田中さんと3人が本番さながら演じます。

約10分の超安産ですが、子どもたちも一緒になって、『ひっひっふぅ~』。みんなが見守る中、赤ちゃんが生まれます。もちろん、人形ですが、泣き声はテープから流れてきます。

そして生まれたての赤ちゃんをみんなで抱いていきます。お母さんやお父さんは懐かしく、子どもは小さな手で大きな命を実感します。この瞬間こそが三好さんや田中さんの一番伝えたいこと。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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