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2003年7月21日 (月)

曲げわっぱ 木のぬくもりに足跡を

秋田放送 ラジオ局ラジオ放送部 新井 八月

同じ木を取り扱う仕事でも、前の仕事は営林局。友達の何気ない一言「儲からないけど、何百年も続いてんだぞ!」という言葉に曲げわっぱの世界に飛び込みます。

奥さんに多大な苦労をかけながらも今まで30年どうにか続けることができました。幸い、伝統工芸につきものの、後継ぎの問題は息子がいます。後は、後世に、自分を生かしてきた証の「曲げわっぱ」という足跡をどうにかして残していきたい。取材をしていると、柴田さんの、そんな思いが胸に響きます。

工場には、何百年も前の曲げわっぱから、海外のものまでたくさんの作品が展示してありました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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