こうのとりのゆりかご
めずらしくテレビ番組についての記事ですが。
テレビ未来遺産
『こうのとりのゆりかご~「赤ちゃんポスト」の6年間と救われた92の命の未来~』
熊本県にある「慈恵病院」が設置した「赤ちゃんポスト」こうのとりのゆりかご。
RKK熊本放送報道部の佐々木慎介記者が取材を続けてきた6年間の経緯をドラマ化、
11月25日にJNN系列で全国放送されます。
TBSホットニュースより抜粋:
2007年5月。わけあって親から捨てられ、命を落とす赤ちゃんたちを救うため、
熊本県にある一民間病院「慈恵病院」が、親の事情で育てられない赤ちゃんを
「匿名」でも預かる施設、いわゆる「赤ちゃんポスト」を開設し、「こうのとりのゆ
りかご」と名付けて運営を始めた。
この「こうのとりのゆりかご」によって救われた92人の赤ちゃんと、世の中の厳
しい批判を乗り越え、この6年間、「こうのとりのゆりかご」の運営を献身的に支え
続けてきた病院の人々の熱き闘いの実話をもとに、プライバシーを守るためフィクシ
ョンとして再構築。涙と感動のヒューマンドラマスペシャルを、『テレビ未来遺産ド
ラマ特別企画』としてお送りする。
ラジオ番組としても昨年 、RKK熊本放送制作「ゆりかご5年の記憶~命と倫理の間で~」
が、第8回日本放送文化賞ラジオ部門グランプリを受賞しています。
設置当時はかなりニュースになり、賛否両論あった赤ちゃんポスト。
しかしその後のことはほとんど全国的には取り上げられていないのではないでしょうか。
管理人自身、娘を産んでほどなくの出来事で、当時かなり驚いたことを覚えていますが、
6年間で実際に92人もの赤ちゃんが救われてきたことは知りませんでした。
その一方、虐待による悲惨なニュースも後を絶ちません。
管理人も母として、本当に本当になぜそうなるまでに誰かの助けが得られなかったのかと
ニュースを見る度心が塞ぎます。ひとりの人間を責任もって育てることの大変さ。
自分自身の数年を振り返ってみても、紙一重といったところで他人事とは思えません。
親として、社会の構成員として。誰もが関わる人間の未来。
ぜひ観ていただきたい、と願います。
主演の看護部長に薬師丸ひろ子さん、赤ちゃんを預ける女子高生役に有村架純さんの「あまちゃん」コンビが出演されます。
関連の出演情報:
11月18日(月)19日(火)JNN系列 「NEWS23X」にRKK佐々木記者出演予定。
11月24日(日)TBSローカル「こうのとりのゆりかご」関連ドキュメント。
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