録音風物誌コンクール入賞作品決定!
すっかり夏休みだなんだので間が空き、ご報告が遅くなり申し訳ありません
先週開催された録音風物誌番組コンクール最終審査。
厳正なる審査の結果、以下の作品が入賞いたしました
最優秀賞 ラジオ関西 「マスコじいさんのひとりごと」
優秀賞 RKB毎日放送 「もうひとつの祝いめでた」
優秀賞 大分放送 「砂にこめるおもてなしの心」
おめでとうございます
いや~とりわけ嬉しいのが、この3名のうち2名が火曜会ラジオ研修会に参加してくださって、その後録風を制作、入賞されたということ。
研修会やってて良かったな~と思う瞬間です。
ふ~っ
最終選考に残られた局さんへの、審査会の講評をまとめたCDも
ようやく出来上がりました。
編集の為何度も聴いてるのですが、今回は本当~にいいコメントをいただきました。
今回3名の審査員のうち、お二人が初参加してくださいましたが、
レディオ湘南のパーソナリティをやってらっしゃるDJ・HAGGYさん。
「ラジオ番組表」の好きなDJランキングで3年連続1位を取られた人気DJですが、
なんと以前高校の先生をやってらして、しかも専門が日本の観光地理!!!!
そうとは知らず、審査当日は各地の風物、名所を詳しく補足説明してくださり、
スタッフ一同「へぇ~」と驚きの連発。
長崎放送さんの作品では、修学旅行生を連れて何度もあの坂を登った・・などといった
エピソードを披露しつつも、その坂を登る息遣いや市電の音があると良かった、だとか、
指宿と別府の砂湯の砂の違いが・・・といった、その土地ならではの音や風景に言及した
深い考察があり、我々も非常に勉強になりました。
またラジオ番組制作プロデューサーの桜井聖子さん。
「足し算ほど簡単なものはなく、引き算は難しい。だからこその引き算の美学」
「焦点をどこに当てるのか」を考えて構成し直すことの大切さを語ってくださいました。
これには一同、そう!!!それなんです!!と激しく同意。
全作品を聴いている録音風物誌部会の皆が、それぞれ思っていたことを言語化してくださった
ような気がします。
今回も残念ながら賞を逃した作品に対しても、テーマはいい、音もいい、ただ内容をあれもこれもと詰め込め過ぎてもったいない!という評が多かったような気がします。
焦点を絞り、あくまでも「音」を聞かせるシンプルな構成。
今回の入賞作品はいずれもこの点が良かった、というのが選考理由でした。
ただ、ここ数年、ずっと録音風物誌の面倒を見てくださっている放送作家の石井彰さんも、
年を追うごとにボトムのレベルがアップしている、そしてテーマが非常にバラエティに富んで
聴いていて面白い!と仰ってくださいました。
録音風物誌はわずか6分半の中に皆さんの思いが込められ豊かな世界を描くことができる番組です。「ラジオの力」を感じる、と石井さんも仰っていました。
60年続く、このラジオの灯をともし続けなくては、と改めて思った管理人でした。
番組
コメント