« 2013年3月 | メイン | 2013年5月 »

2013年4月

2013年4月22日 (月)

旅ラン♪

Nagano

2年前のラジオ研修会に参加してくださったディレクターさんから
録音風物誌の素材と一緒にこちらを送っていただきましたapple

長野マラソン!
4月21日が中継当日、録音風物誌の締切とマラソン中継が重なり御苦労されたとかsweat01

電話でやり取りしている中でランニングが趣味なのでいつかは出てみたい大会ですと話したことで
送ってくださったようです。素材も無事搬入していただきありがとうございました!

参加した暁にはお蕎麦をご馳走してくださるとのこと(笑)
管理人、そのお言葉忘れませんよ~catface


つい2週間前にも山梨県笛吹市で行われた「桃の里マラソン」に参加してきた管理人。
雄大な南アルプス。散ってしまった桃・・・(笑)500円でワイン飲み放題wine(笑)(笑)


春は惜別の季節。
でもこうして全国にラジオという仕事を通してできた仲間。その方々を訪ねる旅ランができたら。
最高ですねshine

長野マラソン、来年かなぁ・・・。夢は拡がりますheart

そして火曜会制作、【全国旅ラジオ】的ランニング番組、作りたいな~。
全国各地の名所を旅ランレポート。ますます夢は拡がります(笑)








2013年4月12日 (金)

火曜会3月例会報告 「ラジオのやり方」

管理人の独り言にご当地スイーツネタ、好きなラジオ番組など他愛もないことを連ねている当ブログですが、

【火曜会って一体普段どんな活動を?】という素朴な疑問にお答えして知られざるベールを脱ぎ、
今後色々とこの場で発信していきたいと思います!

まずは第一弾。

毎月第三火曜に加盟各社の担当者が集まり、定例会を開催しております。
そのうち2~3ヶ月に一度は業界内外から講師をお招きして勉強会を開いております。


3月の定例会では銀座某所にて以下のような講演を実施致しました。ちょっと遅まきながらご報告です。



Photo

◆テーマ:「文化系トークラジオLifeのやり方」に学ぶ「ラジオのやり方」
◆講師 :TBSラジオ プロデューサー「黒幕」こと長谷川裕氏
 

(講演の内容を一部抜粋して掲載しております)

2013年1月に番組本「文化系トークラジオLifeのやり方」が出版され、出版イベントも満員の盛況。
「Life」から学ぶ営業・編成に役立つヒントを得てもらう。

music「文化系トークラジオLife」(以下「Life」)について

・2006年10月から毎週土曜の1時間番組でスタートしたが、当初レーティングは良くなかった。
特番が入り休止した振替で、日曜深夜の放送休止枠に拡大して3時間生放送したところ、
メールも非常に増えてレスポンスが良く、以後この月1回最終日曜の深夜枠が定着。
2007年にはギャラクシー賞ラジオ部門の大賞を受賞。


・このような特殊な番組が評価されている点
若手論壇ブームの火付け役としても。「Life」から飛び出しNHKやその他メディアに露出するようになるなど
ジャーナリストの津田大介氏や社会学者古市憲寿氏など次々と人材を輩出している。

→ 月一度の深夜という時間だからこそできる”実験枠” 
  「失敗できる」ことが成功の元となっている。


ポッドキャスト(楽曲を除くほぼ全編をポッドキャスト配信)、ストリーミング放送をいち早く導入、
mixiやはてなダイアリーなど、ネット論壇で活躍する人達や話題になる人を出演させることにより、
今までラジオを聴いていなかった層をどう取り込むことができた。
また出演者の頭数が多く、周りでフォローもできるので新しい人も挑戦しやすいので
その結果「人が人を呼び」それが人材輩出へと繋がっている。


・番組の狙い
100万人が聴いているメディアなのにラジオは過小評価されている。
自分と同世代のラジオを聴いていない人達に聴かせたいという思いから、ハードルを高くすることにより
「ちょっとそこにはないような」「わざわざ超えてまで聴きたい」と思うコンテンツを作ってきた。

ラジオを過大評価させること。
ラジオ全体のプレゼンスを高めること。

これが今評価されている点だと思う。

・「Life」の存続危機の「乗り越え方」

自分の好きな番組をどうやって守っていくか。
放送形態が特殊なためスポンサーをつけるのは大変だが、
熱狂的なファンが番組を守るためにいちリスナーがスポンサーになったり、
広告代理店など業界の熱心なリスナーも多くいて、スポンサーを連れてきてくれることも。
またTwitter(@life954)のタイムライン上でスポンサードが決定したこともある。
ファンを増やすことが営業のフォローにも繋がっている。


今年4月以降は番組終了と言い渡されるも、交渉の結果月一度から偶数月の隔月放送で生き残ることができた。
ここからが巻き返し。放送がない時期はイベントを開催するなど、隔月になったら「逆に何ができるか」を前向きに考えていく。

以上


今は東京支社で営業担当の方が多い火曜会ですが、元々制作をされていたり、
今後本社に戻り制作や編成に携わる方もあるかと思います。
それぞれの立場から今後のヒントを持ち帰っていただいたのではないでしょうか。

これからもこうした勉強会の模様を報告していきたいと思います。

長谷川様、ありがとうございました。

2013年4月 4日 (木)

書痴の快楽 ブックディレクターという仕事

火曜会で何かとお世話になっているジャーナリストの高瀬毅氏。
録音風物誌番組コンクールの審査員や、震災後のラジオ研修会では被災局4社をお招きしての
パネルディスカッションを行った際、コーディネーターを務めていただきました。

その高瀬さんの最新著作をご紹介したいと思います。

Honnokoe
「本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事
文藝春秋 高瀬毅著

本との出会いは恋に似た高揚感があります。
「この一冊」に出会って手に取る瞬間の胸の高鳴りheart04
ましてやその棚全てがそうだとしたら・・・。

管理人、本好きでもありますが、それ以上に「本が置いてある空間好き」なのです。

新宿三丁目のカフェ「Brooklyn Parlor」
渋谷の出版社&本屋「SHIBYA PUBLISHING & BOOK SELLERS」
言わずと知れた「代官山蔦屋書店」
青山のインテリアショップ「CIBONE」


これ、全部ブックディレクター幅さんの手がけた本棚が置いてあるお店。
実は全然知らずに好きでよく行ってるお店ばかりでしたcoldsweats02

代官山の蔦谷書店では、カニバリズム(食人)のコーナーに
『アンパンマン』の絵本を置くセンスに思わずニヤリとしてしまったのでした。




”ブックディレクター”
とは??
本屋のみならず、病院、美容室、銀行、大学内のカフェ…様々な空間に、
クライアントの求める「本棚」をプロデュースする仕事です。

戦後から高度経済成長期、人は皆「より良いもの」を目指して生きてきました。
しかし今の世の中、「上」という一点を目指すのでなく、
自分にとって快いか、面白いものかが問われる「等価」という横の広がりを求めています。

その中で企業やショップがブランドや企業の在り方に対し、
今までとは違う付加価値を形にしようとして幅さんに本棚を依頼するのです。



『人が本屋に行かないなら、人の集まる場所に本を置けばいい。
本を通して「場」が生まれる。』

『本の重さや手触り。世の中が変わるに連れ、人と本との関わりもまた形を変えていくが、
 本が伝えるメッセージは変わらないはず。』

『本を好きになる人が1%増えるよう30年続ける』限り、幅の仕事はなくならず、
 そしてまた本という形態もなくならないはずだ。』

これ、「本」を「ラジオ」に置き換えたら・・・・。と思わず前のめってしまいました。
PC、スマートフォンが普及し、活字を始めラジオやテレビなどメディアの形態も変わりつつあるこのご時世。

管理人は本もラジオも大好きです。

ラジオを好きになる人が1%増えるよう30年続ける。
そのために何ができるだろう。

思わず考えてしまうフレーズでした。
ご興味のある方、是非ご一読を!