春を告げる馬踊り~鹿児島神宮・初午祭
2022年3月21日~2022年3月27日放送
南日本放送 ラジオ部 馬場 薫
【番組概要】
毎年、旧暦1月18日午の日を過ぎた最初の日曜日に行われる鹿児島神宮の「初午祭」は、室町時代から続いている伝統行事です。国指定の無形民俗文化財で、例年10万人を超える見物客で賑わいますが、昨年はコロナ禍のため神事のみが執り行われました。この「初午祭」で毎年、先頭をきって奉納する御神馬は、加治木町木田地区の馬がつとめています。一番馬にかける集落の人々の思いを、祭りの音とともに紹介します。
【制作意図】
新型コロナウイルスにより、多くのイベントや伝統行事が中止となる中、今年の「初午祭」は規模を縮小しての開催となりました。その華やかさと馬の元気な姿に、地元の人々は春の息吹を感じるのです。関わる人々の熱い思い、祭りの躍動感を伝えたいと思い、テンポよくまとめるよう工夫しました。
【制作後記】
有名なお祭りですが、実際にその場で見たのは初めてでした。コロナ禍では、これまで当たり前にあったことのありがたさをあらためて知ることになりましたが、時代を超えて、世代を超えて地域に息づく文化を継承していくことの大切さ、祭りができる平和な日常…いろんなことを記録していくことが私たちの使命なのだと、あらためて感じるひとときとなりました。
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