アルプホルン 自然の恵みの贈りもの
文化放送 報道制作部 山本 カオリ
スイスを象徴する楽器として知られるアルプホルンは元々、厳しい自然環境の中で暮らす酪農家の生活の知恵から生まれたもの。そのアルプスホルンを自ら製作し、演奏するグループが神奈川県厚木市にある。
約21年前、生涯学習講座として始まったこのグループ(玉川アルプホルンクラブ)では、「自ら演奏する楽器を手作りする」というルールがある。
アルプホルン製作に使う木材は根曲がりの木。廃材となる木に楽器としての命をふき込み、光を当てる。そんな自然と音楽を愛する人々を紹介する。
クラブメンバーの8~9割は60歳以上。
20年以上にわたる活動は全国規模に広がりつつある。アルプスホルンの製作練習のほか、休日には、イベント出演も増えてきているという。