古刀に込める日本人の心
南海放送 ラジオセンター 松本 直幸
愛知県新居浜市在住の刀匠、藤田国宗さんが、こだわる古刀への思いを紹介。約15年前に不動産の営業マンから転進し、平安末期から鎌倉時代の古刀を制作技術を謎解きしながら研鑽を重ねる。
今は、熱田神宮からの依頼で「信長塀」から出てきた古釘を材料に短刀を制作中、ちょうど放送日ごろに完成予定、戦国時代の鉄の性質と「対話しながら」作業中。
藤田さんは「刀には日本人の精神が残っている。この心を後世に伝える仕事に喜びや誇りを感じている」「刀は鉄の焼き物として美しい芸術」と話す。