Life goes on!
とうとうここに来ることができました・・・・。
そう!
先日火曜会の例会に講演に来ていただいたTBS長谷川氏の番組、
「文化系トークラジオLife」生放送の観覧にお邪魔してきました
4月からは偶数月の最終日曜、隔月の放送となる第1回目。
テーマは「料理の思想2013」
誰もが食べないことには生きていけない。食という極めてパーソナルな行為を通してそれぞれの「思想」を語ろう、料理から社会を見てみようという試みです。
料理本やメディアにおける料理の紹介のされ方、SNSにおける料理写真の見せ方、など時代の変遷に伴い、料理に対する見方見せ方も随分変わってきました。
いまやSNSで自分の食べたものを共有する時代。「ミイル」や「食べラ」などソーシャルアプリが賑わっています。
かく言う管理人もとある食アプリを利用し、日々食べたものの写真をアップし公開しておりますが、
あくまでも「昨日何食べたっけ?」というボケ防止と日記の代わり。人の目というよりも自分自身の備忘録のつもりであるのに、同じアプリを利用している人が「これ食べたい!」といいねボタンを押し、「美味しそうですね」などとコメントを寄せる。
アプリにアップしてみんなに見てもらうために美味しそうに映るカメラ機能を駆使し写真に気を使う。
そこにはどんな思想が潜んでいるのか。
ひと昔前、学校の給食は「残してはいけない」とされ、掃除が始まっても無理やり食べさせられていました。
管理人にとっても毎日毎日掃除の埃舞う中、泣きながら食べていた給食は拷問そのものでした。
でも今はアレルギー問題も大きいし、個人の食べる量に合わせてそこまではさせない傾向にあるとか。
などなど、話はいくらでも拡がるのです。
「日本人はお上に対して抗ったり怒りを表したりというのが少ない民族なのに、食に対してだけは立ちあがる(米騒動など)」
「日本人の食に対する意識の高さ(=意地汚さ、と表現されてましたが)がすごい」
という発言が、今の私のSNSにおける「食」への関心の高さになんとなくの答えが得られました。
Facebookなんかで「今日これ食べましたーこれ作りましたー」と人に知らしめることへのある種の気味悪さ(スミマセン)が、理解できた気がします。民族性、だったのですね・・・。
労働格差や介護問題、共働きによる母親の負担、生涯未婚率が上がっている昨今、個を取り巻く環境の変化に食の形態も変化していかなくてはいけないのではないか。「家族みんなで食卓を囲む」など昔は当たり前だと思っていたものが手に入らないことに対する不満をどう対処していくのか。
そんな刺激的な3時間。
まさかのスタジオ内での観覧で、Ustreamで観てた方にはバッチリ映っちゃってたかも知れません
寝ちゃったらどうしよう・・・なんて不安もどこへやら、目の前で大好きな番組が繰り広げられているこの幸せ。
実は管理人の大学卒論テーマが、
「インドネシア最古の料理書から考察するオランダ植民地下のジャカルタ都市生活・・うんじゃらかんじゃら」
(↑20年前のことでタイトルも結論もうろ覚えなのが恐縮です)
と、料理書の翻訳と分類、そこからみる当時の人びとの生活、なんてのをやってたんですね~。
そんな訳で感慨深い一夜になりました。
何故かくも入れこむのか・・・。
元々好きな番組ということもありますが、「Life」の立場が火曜会の今の状況とリンクして、勝手にシンパシーを感じているのです。好きな番組を応援することで、火曜会も危機を乗り越え頑張ろう!という気になれたり。
あ、スポンサー様絶賛大募集中なところも同じです(笑)
ポッドキャストもそろそろ配信され始めてるようです。ご興味のある方は是非聴いてみてください
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