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2023年8月10日 (木)

祝500回!

みなさまのおかげで、番組は500回を迎えました。

こごて今回の番組内でお知らせした通り、スタート前に作成した

企画書をオープンします。

2013-10-3 亀渕昭信 作成

 <はじめに> 

 長い間ラジオに関わってきた亀渕は,民放各局ばかりではなくNHKを含め,日本全国にある多くのラジオ局、そして聴取者の方々に助けられ,半世紀以上、激動のラジオ業界を体験してまいりました。

 その間には,ラジオ黄金時代から現在のようなラジオ業界に強いアゲンストの風が吹く時代まで,楽しいこと,辛いこと,さまざまなことがありました。

 亀渕は2013年春まで2年間,NHKラジオ「にっぽん全国ラジオめぐり」で、日本全国にある主な民放ラジオ局を取材しました。そこで最も印象に残ったことは「ラジオこそ現場が作るものだ」ということでした。制作費削減の中,たった一人で電源を入れ,電話回線を繋ぎ,マイクの前に座り,聴取者に語りかけるパーソナリティーの姿がありました。ラジオというメディアに全幅の信頼を置き聴いて下さる聴取者の方々に全力で安心を届ける制作者,喋り手たち。ラジオ現場で夢中で作業をするほんの数人の力が,何千人,何万人,何十万人という方たちを,笑顔にし,力づけ,元気にしていることを改めて実感しました。

  その昔,ニッポン放送現場の頃,火曜会とご一緒に「全国DJ諸君」という番組を作ったことがあります。自分にとっても「ラジオはテレビとはまったく違う。ラジオはローカルメディアなんだ」ということを教えてくれた番組でした。あの時,番組作りに費やしたエネルギーには大変熱いものがありました。 

 確かに現在,ラジオは苦しい時代かもしれません。が、編成マン,制作者達が希望を捨てない限り,つまり「熱い現場」が存在する限り,ラジオは永遠です。 

 それぞれの局が,人真似ではない地元ならではの番組開発を行う。大出力局が真似するようなユニークな番組開発が出来れば,このデジタル時代,その番組は世界の人々に受け入れられるようになるでしょう。

 ラジオで働いた人間の一人として、お許しいただけるのなら、お世話になった火曜会のみなさんと一緒に番組を作りたいという思いが、強くありました。

 自分の等身大でなおかつユニークな番組を・・・ということで,ナマ放送が出来ないことは残念ですが,以下の企画を立案いたしました。

 火曜会各局の現場ラジオマンたちが熱い気持ちを持ち続けられるよすがになれば幸いです。

 

<放送時間など>

 毎週1回の30分完パケ番組,局により15分完パケもあり)、

<タイトル案>

 「亀渕昭信のポップス生前贈与」(仮)

  放送期間:2クール単位で検討。

 <出演者>

亀渕昭信ほか

<スタッフ> 

P、D、HP担当、デスクワーク担当など

 <番組概要>

 番組のキモは、ラジオDJ、音楽評論家としてポピュラー・ミュージックに長年携わってきた亀渕が、自身のライブラリーから珍しい音源を紹介したり、音楽関係の希少グッズを聴取者にプレゼントもしてしまおうというユニークなもの。

 ここ数年,亀渕は身の回りの整理,いわゆる「追い支度」を始めました。

そうすると押し入れの奥の方からいろいろな懐かしの品々が出てきました。

特に音楽関係のグッズやアイテム。小遣いを貯めて買ったLPレコード,ドーナッツ盤,それに仕事柄入手したT-シャツやコンサート・プログラムなどなど。

 ネットオークションや古物商に処分を依頼すればすぐにスッキリするでしょうが,音楽関係のいくつかの品々は,出来ればその音楽やアーティストが好きな人にプレゼントしたい。次の世代のどなたかに楽しんでもらいたい、持っていてもらいたい。そうすればいままでお世話になったリスナーの方々に少しでも喜んで頂けるのではないか・・・そんな考えが脳裏をかすめました。

 ちょっとスタンド・プレーみたいだが、目立ちがり屋と思われそうだが、このチャンスを逃したら、こんなチャンス、もうないかも知れない・・・。

 こうして,自分の思いでグッズをリスナーの方々に生前贈与してしまおう・・・という企画が生まれました。

 火曜会会員社のラジオネット網を使い,小さいけれどもピリリとパンチの効いたユニークな番組を送り出します。

 番組で紹介する音源やグッズについての解説はもちろん,これらの品々を番組HPでも紹介し,その音源にまつわる熱いメッセージを寄せてくれたリスナーにプレゼントします。

 聴取者プレゼントのアイテム・グッズ 例:

エルビス・プレスリー:1960〜70年代,シングルレコード

ビートルズ:アナログシングル盤,ボックスセット。

ローリングストーンズ:LPボックスセット

レッド・ゼッペリン:再結成コンサート記念プログラム,T-シャツ。

ミュージカル「キャッツ」:ブロードウェイ公演記念T-シャツ,

などなど

 これが番組のキモとなる概要です。

 番組で紹介する音源やグッズについてはそれらの解説と共に、その品をリスナー限定1名様にプレゼント。

 その音源やグッズについて最も熱いメッセージを寄せてくれたリスナーを,応募多数の場合は,番組関係者が選び,該当者にさし上げます。

 もちろん音源やグッズのプレゼントばかりではなく,以下のようなコーナーを設け,リスナー同士の結びつきを強めます。

<他の番組コーナー案>(各コーナー案は入江ディレクターの作成、一部亀渕文責あり)

1      遠く離れたあなたに

生まれ故郷にずっと住んでいる人もいますが、離れて暮らす人もいます。

以前住んでいた土地にまつわる自分だけの思い出を持つリスナーから、それに

ちなんだリクエストを受け付けて紹介します。

2      にっぽん全国レコード店めぐり

ダウンロードで音楽を買うこの時代において、あえてアナログ・レコードや

CDを販売するレコード店主にインタビュー。

(お店を紹介しながら,ついでに,プレゼントグッズの売値を聞いたりする。あんまり高価だと,亀渕が、やはりプレゼントするより、売ってしまって金にしようなんて言い出し、躊躇したりして,番組ディレクターに怒られる。)

3      VIVA! 音楽業界の仕掛け人

ヒット曲が出てスポットライトを浴びるのは、その楽曲を唄う人ですが、

その裏で作詞家、作曲家、プロデューサーなど、いろいろな人が活躍している

場合があります。聞き流しているだけではなかなか知ることができないけれど、

ちょっとレコードや音楽業界誌を深読みすれば、拡がる楽しみをその音楽と

一緒に紹介します。

 

 

リクエストはこちらから

亀淵

亀渕昭信のお宝POPS

ラジオDJ、音楽評論家としてポピュラー・ミュージックに長年携わってきた亀渕昭信氏が、あなたが一番好きな、そして大事にしているポップス、ポピュラー音楽をご紹介する番組。
所蔵するライブラリーからマニア垂涎の「お宝」レコードのプレゼントも!!

 

亀渕昭信プロフィール

1942年 北海道札幌生まれ。

1964年 ニッポン放送入社、番組制作部に配属となる。

1966年から一年間の米国留学を経たあと、約4年間、オールナイトニッポン・パーソナリティーを担当。その後、おもに編成業務をこなし、1999年、ニッポン放送代表取締役社長就任。

2008年、退任後、NHKラジオ第1「亀渕昭信のいくつになってもロケンロール」のDJを2年間担当。

2011年3月より、民放連ラジオ委員会の助力を得て、日本全国の民放ラジオ番組をNHKラジオ1の電波に乗せ、全国に紹介するという番組「亀渕昭信のにっぽん全国ラジオめぐり」の進行役を務めた。


著書

・『あの日の手紙届けます〜35年目のリクエスト』(白泉社)。

・『いくつになっても始められる男の料理入門塾』(学研)

・『亀渕昭信のロックンロール伝~ビートルズ以前、16歳の僕はドーナッツ盤に恋をした』 (ヤマハミュージックメディア)

趣味は、俳句にバイク(自転車)にマイク(ラジオ)にハイク(ハイキング)、そしてクック(料理)





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